「ランニングを始めたいけど、どうしてもめんどくさいと感じてしまう…」
「運動が大事なのはわかっているのに、なぜか続かない…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、めんどくさいと感じるのは意志の弱さではなく、脳の仕組みによるものです。
本記事では、ランニングを研究している理学療法士の視点から、ランニングをめんどくさいと感じる理由とその解決策を解説します。
結論から言うと、「やらなきゃ」と思うことが、ランニングを遠ざける原因です。
そこで、「やらなきゃ」を「やりたい」に変えることで、無理なくランニングを習慣化できます。
本記事を読むことで、ランニングがめんどくさいと感じる理由と対策がわかります。
「ランニングを始めたいけど、なかなかやる気が出ない」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

めんどくさい気持ちがなくなり、自然と体が動き出すはずです。
ランニングが「めんどくさい」と感じるメカニズム

「めんどくさい」と感じるのには、以下のような心理的なメカニズムがあります。
「やらなきゃ」と思う
「健康のためにランニングしなきゃ」
「痩せるために走らなきゃ」
いろいろ考えすぎる
「寒いから風邪ひくかも」
「怪我したらどうしよう」
「どんなシューズがいいんだろう?」
めんどくさいと感じる
「なんかやる気が出ない…」
「今日はやめておこうかな…」
これは、脳が無意識のうちに面倒なことを避けようとする防御反応を起こしているからです。
つまり、「やらなきゃ」という義務感と、それに伴う不安や懸念が、ランニングを遠ざけているのです。
めんどくさい気持ちを克服する3つの対策

「めんどくさい」を乗り越えるには、次の3つのアプローチが有効です。
「やらなきゃ」を「やりたい」に変える
「ランニングしなきゃ」と思うと、義務感が生まれてストレスになります。でも、ランニングは誰かに強制されているわけではありません。「ランニングをやる」という権利を自分で選んでいると考えてみましょう。
考え方の変換例
- 「ランニングしなきゃ」 → 「ランニングしたら気持ちよさそう」
- 「ダイエットのために走らなきゃ」 → 「痩せたらオシャレがもっと楽しくなる」
- 「健康のためにやらなきゃ」 → 「健康になれば人生もっと楽しめる」
「めんどくさい」を超える欲望を持つ
人は、強い「欲望」があると自然に行動できます。
例えば、以下のような目標を考えてみましょう。
- マラソンでサブスリーを達成したら尊敬される
- ランニングでダイエットに成功したら理想の体型になれる
- 健康になって疲れ知らずの体を手に入れる
こうした具体的な目標を持つことで、めんどくさいを超えるモチベーションが生まれます。
いろいろ考えすぎず、とりあえず走る
特に真面目な人ほど、以下のようなことを考えすぎてしまいます。
- 「どういう風に走ればいいのか」
- 「最初からしっかりやらなきゃいけないのでは」
- 「怪我したらどうしよう」
しかし、実際には走り始めてから考えれば問題ありません。考えすぎると、行動のハードルがどんどん上がってしまいます。「まずはシンプルに行動する」という意識が大切です。
あえて情報収集しないのもアリ

「どんな靴がいいか?」「フォームは?」と考える前に、とりあえず家を出て走ってみるのが最も効果的です。
まとめ
めんどくさいの正体は…
解決策は…
ランニングは自分で選べるもの。楽しみながら、自分のペースで続けていきましょう。

今すぐ行動を始めましょう。
参考文献
鶴田豊和. 『「めんどくさい」がなくなる本 読んだらスッとラクになる』.フォレスト出版, 2015.
コメント